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日本とタイ、観光資源の本質的な違い

タイは「与えられた強さ」で勝っている国

タイに暮らしてみてまず感じるのは、この国の“恵まれ方”。

最大の武器は気候。一年中温暖で、特に乾季はほとんど雨が降らない。観光するには理想的な環境で、ビーチリゾートとの相性は抜群。ここは沖縄との大きな違いでもある。

さらに、観光客を惹きつけるために、いわゆる“グレー”な要素も取り込んでいる。夜の遊びやマリファナ、そして安価なマッサージ。良し悪しは別として、これらには強い集客力がある。そしてそれを支えているのが、安い労働力。

つまりタイは、「もともと持っている条件」と「割り切った戦略」を掛け合わせて観光を成立させている国だと言える。


日本は「積み上げてきた強さ」を持つ国

一方で、日本はまったく違う。

日本の観光資源は、長年の積み重ねによって形成されている。
料理、伝統文化、芸術、アニメ、寺社仏閣、そして旅館のおもてなし。どれも時間をかけて磨かれてきた価値。

言い方を変えれば、日本には「偶然手に入れた観光資源」がほとんどない。
あるのは、先祖代々の努力の結晶だ。

もちろん、現代に生きる自分たちは、それをそのまま使えるという意味で十分に恵まれている。ただ、その中身は明らかに“作り込まれた価値”だ。


タイに住んで見えた、日本のポテンシャル

タイに暮らしてみて、むしろ強く感じたのは、日本の観光資源の強さだ。

質で言えば、日本のほうが圧倒的に優れている。
にもかかわらず、それを十分に活かしきれていない場面も多い。

本来、日本はもっと観光で勝てる国のはずだ。


これからは「量」ではなく「質」の勝負

ただし、現実にはオーバーツーリズムという問題も出てきている。

単純に観光客を増やせばいい時代ではない。
むしろ重要なのは、「どんな観光客に来てもらい、どれだけ満足してもらうか」だ。

つまり、量ではなく質の勝負。

せっかく訪れている観光ブームを、ただ消費されるだけで終わらせるのではなく、日本の価値を高める方向で使っていくべきだと思う。

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この記事を書いた人

バンコク在住。税理士&パーソナルジム経営。ノマドワークのかたわら、役に立つか立たないかよくわからないことを書いてます。

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