最近、新聞を読んでいると「多角化」を進める企業がやたらと目につく。少し前までは「選択と集中」という言葉ばかり聞いていた気がするのに、この変化はなかなか興味深い。
特に中小企業は、限られた経営資源を一点に集中させて尖るべきだ——そんな話は、これまで何度も耳にしてきた。ただ正直なところ、「一点集中」と「多角化」、どちらが正しいのかは一概には言えないと思っている。
フェーズで考えるのが現実的
結局のところ、これはフェーズの問題だろう。創業期はやはり一点集中。余計なことはせず、まずはひとつの事業をしっかりと立ち上げることに全振りするべきだと思う。そこがグラついている状態で手を広げても、うまくいく確率は低い。
一方で、事業がある程度安定してきたら話は変わる。むしろ次の一手を打つタイミングだ。どんな事業も永遠に成長し続けるわけではない以上、常に次の柱を意識しておく必要がある。理想を言えば、既存事業が成熟期に入る前に、2本目・3本目の柱が育ち始めている状態がベストだ。
今の自分の立ち位置
自分の状況に当てはめてみると、税理士業とパーソナルジム事業の2本柱でやってきたが、パーソナルジムのほうは明らかに成熟期に入りつつある。だからこそ、今は3本目の柱を模索しているところだ。
とにかく動く
とはいえ、机上で考えていても何も生まれない。とにかく動く。
親がペン習字講師ということもあって、試しに書いている動画をインスタにアップしてみた。これで誰かがオンライン講座に申し込んでくれたらラッキー、くらいの温度感だ。正直、大きな収益は期待していない。ただ、少しでも形になれば親孝行にはなる。
小さく試して、当たりを探す
一方で、もう少し事業として成立しそうな動きもしている。セミパーソナルジムの人材募集をIndeedで始めた。良い人材が見つかれば、そこから物件を探して出店まで一気に進めるつもりだ。
他にも、良さそうな事業や人材があれば積極的に拾っていきたいと思っている。
多角化は「結果として広がるもの」
結局のところ、多角化というのは「いきなり戦略としてやるもの」ではなく、「動き続けた結果として広がっていくもの」なのかもしれない。

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